ブレア前英首相の風刺劇『フィッチ・ブレア・プロジェクト』、母校で上演

関連写真画像 1枚・1997年4月22日、総選挙を前に開催された記者会見で、記者団の質問に耳を傾けるトニー・ブレア(Tony Blair、右)労働党党首(当時)とゴードンブラウン(Gordon Brown)「影の内閣」財務相(当時)。(c)AFP

【11月13日 AFP】トニー・ブレア(Tony Blair)前英首相の母校で、同氏の政治活動を風刺した舞台『フィッチ・ブレア・プロジェクト(The Which Blair Project)』が上演されている。英日刊紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)が12日、報じた。

 近隣の学校を侵略する学生時代のブレア氏や、同氏とゴードン・ブラウン(Gordon Brown)現英首相の関係などをコミカルに描いた同舞台の脚本を書いたのは、エディンバラ(Edinburgh)の名門Fettes Collegeの教師David McDowellさん。ブレア氏は1966年から1971年まで同校に通っていた。

 舞台はまず、大人になったブレア氏の登場で幕開け。観客に自己紹介し、政治家としての華々しい功績を挙げていく。その直後、紛争やテロ攻撃などのシーンが登場するが、ブレア氏はそんなことは忘れてしまったような態度を見せる。

 続いてブレア氏は「学校では、わたしにライバル心を燃やす男、ゴードン・ブラウンと出会った。彼の退屈でやぼったい学校生活を見てくれ」と言うと、若いブラウン首相が登場する。

 ブレア氏の下で10年間、財務相として活動してきたブラウン首相は、この舞台では学校の売店の売上に異常なこだわりを見せる間抜けな少年。ブレア氏から「僕が生徒会長になったら、半年後には君にそのポストを譲るよ。ゴードン、僕は実直な人間だ。みんなが僕を信頼している」と説得され、ブレア氏の生徒会長就任を支持するようになる。

 ブレア氏とブラウン首相の政治的関係は、本やニュースで数え切れない程報じられているが、1983年に国会議員となった2人は親友同士だった。そして1994年、ジョン・スミス(John Smith)労働党党首が死亡した当時、2人はある約束を交わしたとされている。それは、ブラウン首相がブレア氏の党首就任を支持すれば、その見返りとして、労働党が政権を取ったあかつきには党首のポストを譲るというものだ。ただし、この約束の真偽は明らかにされていない。

 ブラウン首相がブレア氏に裏切られたと感じ始めてから、親友同士だった2人の関係は急速に悪化した。ブレア氏は18日放送予定のテレビ番組の中でも、2人の関係が険悪なものだったと認めている。

 さらに舞台のブレア氏は、根拠が不確かであるにもかかわらず近隣の学校に対し「地球の破壊も可能なレーザー光線を所持している」と主張し、侵略していく。このエピソードは、イラクの故サダム・フセイン(Saddam Hussein)前大統領が大量破壊兵器を所持しているとして、ブレア氏が同国との戦争に踏み切ったという事実と重ね合わせたものだ。

 また、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領も、学習障害を抱える生徒として“友情出演”している。

 脚本を書いたMcDowellさんは、同舞台は「悪意から書かれたものではなく、ユーモアのあるいたずらだ」と話している。(c)AFP

posted by 大学受験や専門学校〜合格しよう! at 13:45 | 受験・予備校
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